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楢本 洋; 小沢 国夫
Proc.8th Symp.on ISIAT 84, p.433 - 438, 1984/00
固体表面近傍に局在する照射損傷と軽元素不純物に関する構造解析手段として有用な核反応を利用したイオンビーム解析法に関する総合報告を行なう。弾性反跳粒子検出法、エネルギー分析型核反応法および共鳴型核反応法をラザフォード散乱と組合せた場合に得られる情報の典型として、軽元素の熱振動振幅、結晶学的占有位置、照射欠陥と軽元素不純物の結合エネルギー、水素同位体の置換反応等について議論する。
峰原 英介; 吉田 忠; 阿部 信市; 金沢 修平
Proc.8th Symp.on ISIAT 84, p.153 - 156, 1984/00
現在まで原研タンデム加速器では30種の元素が加速された。そして、その大部分の元素が実際に実験に用いられている。この30種以外の49種の元素がすでにイオン源から引き出されている。このうち数十種の元素はすぐに実験に使用できる状況となっている。天然に存在する92種の元素のうちで引き出し、加速ともに行われていない元素は13種である。これらの例であるNeとArは負イオン生成が不可能である為、タンデム加速器では加速は不可能である。又、他の11種の天然の放射性元素については、我々の施設はこれらを安全に取り扱う設備がないのでやはり、加速・引き出しともに不可能である。引き出し、又は加速可能な79種の元素について原研タンデム加速器におけるイオン発生技術全体について議論される。